ねこ館長日記

一茶と善光寺①「善光寺」

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そば時や月のしなのゝ善光寺 七番日記 文化九年

企画展「一茶と善光寺」に合わせて、今回からシリーズで、善光寺周辺の一茶ゆかりの遺跡や出来事を、一茶の俳句を交えながらご紹介していきます。現在開催中の善光寺御開帳にお越しの際に、より深く、一層お楽しみいただけると思います。

冒頭に掲げた一茶の句は、信州の三名物、「更科そば」、「姨捨の月」、「善光寺」をよみこんだお国自慢の句です。仏教への信仰心が篤かった一茶は、善光寺へも何度も参拝し、たくさんの俳句を詠んでいます。一茶の俳句や日記の記述からは、当時の善光寺周辺の様子を知ることもできます。

次回以降、まずは善光寺についてご紹介します。