ねこ館長日記

一茶と善光寺③「親鸞松」

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蝶行やしんらん松も知た顔 七番日記 文化十五年

 善光寺本堂の正面左手に、松の枝を手にした親鸞聖人像が建っています。この像は、浄土真宗を開いた親鸞聖人が、善光寺を訪れた際に松の枝を奉納したことにちなんで、昭和12年に建てられました。

 また、これに由来して本堂の外陣には昔から松が生けられていて、「親鸞松」と呼ばれています。

 一茶はこの松を見て「親鸞」と「知らん」をひっかけて句をよみました。