ねこ館長日記

夏は蚊の季節です!

一茶記念館の裏の小丸山は、西の開かれた斜面は句碑公園になっていて、反対側は江戸時代から続く墓地です。その中に小林一茶一族の墓があります。木々の中のゆったりした墓地で、蝉などがくらしています。今はヒグラシとアブラゼミが鳴き、墓参りの人に、蚊がごあいさつのようで、お墓から蚊がついてきますので、記念館のサブ通路は蚊取り線香を置いています。

一茶は蚊も蝉もたくさん句にしています。蚊は200句以上で第3位、蝉は第7位です。

なつかしやゆかしや蝉の捨衣(すてごろも)

鳴蝉(なくせみ)の朝からじいりじいり哉

うつくしき花の中より藪蚊(やぶか)哉

むらの蚊の大寄合(よりあい)や軒の月

IMG_2524せみから