収蔵庫の燻蒸のため下記の期間臨時休館となります。
お客様には大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解ご協力をお願いいたします。
【期間】令和2年11月10日(火)~15日(日)終日
収蔵庫の燻蒸のため下記の期間臨時休館となります。
お客様には大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解ご協力をお願いいたします。
【期間】令和2年11月10日(火)~15日(日)終日
新型コロナウイルス感染症の全国的な流行を受け、11月19日に予定しておりました小林一茶194回忌全国俳句大会につきましては、開催の方法、可否について慎重に検討してまいりましたが、依然新型コロナウイルス感染症の流行が収束しないことから、下記の当日イベントを中止させていただきます。
【中止となるイベント】
毎年ご参加いただいている皆様をはじめ、参加を楽しみにされていた皆様にはまことに申し訳ございませんが、ご理解とご協力を賜りたくお願い申し上げます。
なお、本大会では、すでに兼題、高校大学生部門、投句箱の各投句を締め切っており、選者の皆様による選句、賞の決定、作品集の刊行については、通常通り実施いたします。今年もたくさんの皆様のご投句まことにありがとうございました。
受賞者の皆様には、賞が決定次第お知らせする予定です。
今後も一茶忌全国俳句大会を何卒よろしくお願いいたします。
一茶記念館は新型コロナウイルス感染拡大防止のため臨時休館しておりましたが、6月2日(火)から開館しました。
【御来館される方へのお願い】
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、 以下の事項について御理解と御協力をお願いいたします。
※お預かりした個人情報は、当館において厳重に管理し、上記以外の目的には使用いたしません。
【感染予防・拡大防止対策】
【館内施設等の使用制限について】
新型コロナウィルス感染症の拡大防止のため、下記の期間臨時休館とさせていただきます。
ご迷惑をおかけしますが、なにとぞご理解ご協力を賜りますようお願いいたします。
【期間】 令和2年2月29日(土)~5月31日(日)
※6月1日は定例休館日のため、開館は6月2日からとなります。
※今後も休館期間は変更される場合があります。その際には改めてお知らせいたします。
今年5月5日(火・祝)に予定されていた、小林一茶第19回全国小中学生俳句大会表彰式および、第37回一茶まつりは、今般の新型コロナウィルス感染症の拡大防止の観点から、中止とさせていただきます。
俳句大会で受賞された皆様をはじめ、楽しみにしていただいていた皆様に、心よりお詫び申し上げます。なにとぞご理解・ご協力をいただけますようお願いいたします。
一茶の命日である11月19日に、恒例の一茶忌全国俳句大会が、一茶記念館を会場に開催されました。
午前中は、俳人で「澤」主宰の小澤實先生の記念講演が開催されました。今回は、「アニミズム俳人一茶」と題して、一茶俳句におけるアニミズム(万物に精霊が宿るという原始的な宗教観)を、多数の例句からご紹介いただきました。
例年悪天候が恒例の一茶忌ですが、今年は、暖かく、類を見ない晴天でした。お昼には、恒例の、地元の新そばを味わってもらうそば会が開催され、多くの人がおいしいそばに舌鼓を打ちました。
10月6日、第3回の一茶記念館講座を開催しました。今回は、当館前学芸員の中村敦子氏を講師に「一茶と周辺の人々 一茶を支えた人・一茶に学んだ人 」と題して、一茶と地元の人々の関係についてお話いただきました。
開催中の特別展「一茶のふるさと『柏原』の繁栄」と連動し、一茶の幼少期に、一茶の10歳年上の友人である桂国こと中村四郎兵衛が付けていた日記からわかる事、柏原での一茶の唯一の門人中村二竹のこと、さらには、ことし新たに発見された熊坂村の人々の点帳(作った俳句を一茶に添削してもらったもの)についてなどお話いただきました。
8月17日に、夏休みの企画として「一茶基礎講座 Q&A一茶さん」を開催しました。当館学芸員を講師に、「一茶さんのヘアスタイル」、「江戸の三大グルメと一茶さん」、「やせ蛙の句はどこで詠まれた?」など、様々な切り口から一茶さんを紹介しました。
7月20日、今年度の第2回一茶記念館講座を開催しました。今回は、テレビ・ラジオのコメンテーターとしてもおなじみの東京大学名誉教授月尾嘉男先生をお招きして「HAIKU!世界に飛躍せよ」と題してお話いただきました。
日本を代表する文化と言われている俳句ですが、俳句を趣味とする人の割合は全国民のたった2%程度と見積もられ、ほとんどの方が無関心。世間一般の方に広く趣味として定着しているとは言いがたいのが現状です。
一方で、世界各国では、世界でもっとも短い詩として、俳句がどんどん広がっていっています。現在国内では、俳句をユネスコ文化遺産に登録しようという協議会が設立され、運動を行っていますが(当信濃町も参加しています。)俳句を日本文化として世界に発信するために、このような状況でよいのかというのが今回のお話のテーマでした。
これまでも日本人は、浮世絵、建築、日本食など、様々な分野で自国の文化を大事にせず、外国から評価されて初めてその価値に気づくという、もったいないことを繰り返してきました。俳句もそうならないようにしたいものです。
また、俳句のように、物事を縮小して凝縮させるのは、盆栽、茶道、建築から、果ては戦後日本を牽引した工業製品に至るまで、日本人が古来から得意とするところであり、爆発的に資源を消費する物質文明の今後に、この能力は極めて重要な役割を果たすのではないかというお話もありました。
今回はTSUNAMIヴァイオリンコンサートを同時開催いたしました。TSUNAMIヴァイオリンは、東日本大震災で被災した木材を使用して製作されたヴァイオリンです。今回は製作者の中沢宗幸先生(写真上)からお話をお聞きするとともに、細川奈津子さん、川又慶子さんのお二人のヴァイオリニスト(写真下)に3曲演奏していただきました。
なお、本講演会開催に当たっては、長野市の美谷島健さんに仲介等大変ご尽力いただきました。この場をお借りし、改めて感謝申し上げます。
6月8日、記念すべき令和元年度の第1回一茶記念館講座を開催しました。今回は長野郷土史研究会会長の小林一郎氏に「父小林計一郎の一茶研究」と題してお話いただきました。
一郎氏の父である小林計一郎氏は、長野郷土史研究会を設立して初代会長となった方で、戦後の一茶研究をリードした研究者であるのみならず、善光寺の歴史や、真田一族、川中島合戦の研究など、郷土史のさまざまな分野で大きな業績をあげられました。
そのため、計一郎氏は歴史学者と認識されることが多いのですが、実際には高校の国語教師が本業でした。
計一郎氏が一茶研究へと向かうきっかけは大学時代に国文学者伊藤正雄に師事したことでした。伊藤正雄は明治以来諸家が積み上げてきた一茶研究を仔細漏らさず整理統合、集大成し、戦後一茶研究の出発点となった名著「小林一茶」(昭和17年 三省堂)を著した研究者であり、計一郎氏はその後継者という位置づけになります。
計一郎氏は、地方資料の活用や、統計的手法、筆跡研究など、それまでなかった新しい視点を一茶研究に持ち込み、様々な角度から一茶の実像に迫りました。また、計一郎氏の一茶への理解の根底には、家庭環境の相似と戦争体験があるというお話しもありました。
近代に入って正岡子規が一茶を特筆すべき俳人と評価し、研究が始まってからすでに120年。一茶研究自体が歴史を重ねるなかで、計一郎氏の業績は歴史の一ページとして輝いています。