ねこ館長日記

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企画展「一茶と門人文虎」

期間:令和7年9月13日(土)~11月30日(日)

一茶の門人の一人、西原文虎(1790~1855)は、浅野(長野市豊野町)の人で本名梅太郎、後に佐左衛門と名乗り、油商を営んでいました。若いころから俳諧に親しみ、一茶に入門した文虎は、北信濃の一茶門人の中でもとりわけ若く筆がたつ人物でした。一茶が没すると「一茶翁終焉記」を著し、「その句のかるみ、実に人を絶倒せしむ。世挙て一茶風ともてはやす」と、師である一茶が、生前から独特の作風で世に知られていたことを伝えています。

今回の企画展では、令和5年に文虎の末裔の方からご寄贈いただいた「西原文虎家文書」を中心に、貴重な文虎関係資料群を展示し、一茶と文虎の交流、一茶と門人の関係性、門人同士のネットワークなど、様々な側面から紹介します。